篠原歯科マガジン 2016年11月1日号 便秘の悩み

  • トイレにこもる「何日も便が出なくておなかが張る」「便が硬くていきんでもなかなか出ない」「残便感がある」などの不快な症状が続く便秘。口に出す人は少ないものの、女性はとくに便秘で悩んでいる人は多いはず。

    便秘のタイプは人それぞれ違うけど、主にどんなタイプがあるのか、またタイプ別の効果的な改善方法など、今号では多くの人のお悩み『便秘』について紹介します。

  • 便秘の定義って?
    日本内科学会では 『3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態』 とされています。トイレで粘る・・・

    しかし人それぞれ体質も違います。便が出ない期間はあくまでも目安として、何日排便がないと張りや苦痛を感じるようになるのか、便秘がちな人は独自の便秘の定義を設定して対処していくとよいでしょう。

  • あなたの便秘はどのタイプ?
    Type1)「弛緩性便秘」
    *運動不足だったり、野菜などの食物繊維が不足していると弛緩性便秘を招きやすくなります。
    また胃に食べ物が入るとぜん動運動が活発になるため、朝食を抜く習慣のある人も弛緩性便秘になりやすいです。
    高齢者や出産後の女性に多く、極端なダイエットも誘因になるため、無理なダイエットは要注意です。

    Type2)「けいれん性便秘」
    *精神的なストレスによって自律神経のバランスが崩れると、腸が過敏になって便秘や下痢を引き起こします。
    比較的若い人にも起こりやすいのが特徴です。

    Type3)「直腸性便秘」
    *直腸まで便が到達しているにもかかわらず、便意が伝わらず骨盤底筋が緩まないため便が押し出されていかないのが、この直腸性便秘の特徴です。
    加齢によって便意を感じにくくなっていたり、出産により直腸壁が弱くなっていることでも起こりやすくなります。
    また排便のタイミングにがまんしてしまうことがあると直腸性便秘になりやすいため、高齢者や寝たきりの人のほか、学校でトイレをがまんしてしまう子どもや若い女性にもみられます。

  • タイプ別快便法!
    便秘対策として基本的なことはどのタイプにも共通していますが、「このタイプには効果があるが、ほかのタイプには逆効果」というものもあります。
    ポイントを押さえて『快便生活』に取り組みましょう!

    「弛緩性便秘」の対策
    食物繊維を摂ろう!便秘でもっとも多いタイプの弛緩性便秘は、筋力の低下がおもな原因です。便をスムーズに押し出せるように下半身の筋力アップをはかりましょう。
    また根菜や緑黄色野菜などの不溶性の食物繊維をたっぷり摂ることが食事の重要ポイントです。

    ・白米より玄米や胚芽米、うどんよりはそば、のように“茶色”の主食には食物繊維が豊富!
    ・豆類は皮に食物繊維が豊富なので、皮ごと食べるように意識して!

    「けいれん性便秘」の対策
    ストレスの原因をできるだけ取り除くようにしましょう。趣味に没頭してみたり、適度な運動をすることで自律神経を整え、ストレスを解消することができます。
    このけいれん性便秘には不溶性の食物繊維が逆効果になることがあります。自分の便秘のタイプに応じて調整するようにしましょう。

    すっきり快便!「直腸性便秘」の対策
    朝はたっぷりの水分と朝食をしっかり摂って便意をおこす腸のセンサーを作動させましょう。たとえ便意がなくても朝のトイレタイムを習慣にすれば排便リズムが身についてきます。
    便が出ない朝もトイレで3分ほどリラックスして座り、おなかをマッサージしてみるとよいでしょう。

コメントを書く

Your email is never shared. * 印の項目は必須項目です。

*
*